1ドルクラブ 2018 11 23

 巨大企業のCEO(最高経営責任者)となれば、
報酬も巨大かと思うかもしれませんが、
意外にも、報酬は「1ドル」しか受け取っていないCEOも多いのです。
 有名なのは、スティーブ・ジョブズでしょうか。
アップルの創始者で、「iPod」や「iPhone」という市場を作り出した人です。
 ジョブズにとって、アップルは、自分の子供のような存在だったので、
アップルからの報酬は、「1ドル」でよいと考えたのでしょう。
 しかし、「雇われ社長」や「雇われCEO」は、
そういうことは考えないでしょう。
 与えられた任務を遂行したら、
会社からは、報酬をいくらでも欲しいと考えるものです。
要するに、凡人と言えば凡人なのです。
 凡人が絶対権力を握ると、どうなるか見当がつくでしょう。
贅沢品、高級車、不動産と、お決まりのコースです。
 日本では、CEOの高額報酬に批判が多いですが、
「彼も凡人だった」と思えば、そういう批判は出ないでしょう。
そういう人は、絶対に「1ドルクラブ」に入れないからです。
 もちろん、「1ドル」では、生活ができません。
「1ドルクラブ」の人たちは、
創業者(founding president)であるので、大株主でもあるのです。
 もちろん、歴史的には、会社を立て直したのに、
報酬は受け取らなかったという人がいないことはありませんが・・・・・。

エリア Elijah 2004 3 2

 アメリカにカーネギーという人がいました。
「信託基金を設け、図書館、大学、研究所などを設ける。」
 こういう人が、アメリカ発展の基礎を作ったのです。
カーネギーは、立身出世の典型的なヒーローでしょうが、
カーネギーには、キリスト教精神が生きていたと思います。

 さて、資本主義から、キリスト教精神が抜け落ちると、どうなるか。
それは、お金の「収奪システム」となります。
キリスト教精神のない資本主義は、お金の「収奪システム」に過ぎないのです。

 古代イスラエル王国では、
預言者エリアは、何を警告していたのでしょうか。
それは、現代風に言えば、拝金主義や御利益信仰を警告していたのです。
多くの人が、創造主から離れていき、「バアル信仰」(バール信仰)に流れていったのです。




















































































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